平成21年度 の研究
菱田小の「食育」へ
ようこそ!!

 私たちは、社会環境の変化やライフスタイルの多様化とともに、豊かさを追求するあまり、大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会構造を作り出し、物質的に恵まれたいわゆる「飽和の時代」を迎えています。
 私たちは食べたい時に食べたいものを自由に口にすることができます。しかし、一方で、食べることへの意欲、関心や「食」を大切にする意識が薄れ、食生活の乱れや肥満の増加など、食を取り巻く様々な問題が生じています。 平成17年7月15日に施行された「食育基本法」の前文の記述にあるように「今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置づけるとともに、様々な経験を通じて『食』に関する知識と『食』を選択する力を習得し、 健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。」という考えから、様々な場面を通して望ましい食習慣を身につけさせる指導を行うことが必要であると考えます。

 本校は、「はばたけ菱田っ子」というスローガンのもと、楽しく学ぶ子、挑戦する子、思いやりのある子、体をきたえる子の育成を目標に取り組んでいます。1・2年生単学級、3・4年生と5・6年生は複式学級です。児童数が少ないため、学校生活の中で異学年間のふれあいは日常的に行われています。様々な教育活動で機会をとらえ、縦割りで集団活動を行っています。
 児童は、給食も楽しみの1つとして、学校に登校しています。全校給食もあり、楽しく食事をする機会や、献立表で今日のメニューを確認したり、おかわりをしたりし、食べることが大好きな児童が多いです。
 偏った栄養摂取の児童もみられますので、望ましい食習慣を身につけさせるため、児童の実態をしっかり把握し、「食」への関心を高め、好き嫌いせず食べようとする意識を育てることが必要だと考えました。


 
研究の目標 望ましい食習慣を身につけさせるために、教科や学級活動等を通して、好き嫌いせずに食べようとする意識を育てる。

 
研究の仮説1 自分たちで育て収穫し、それを生かした食べる活動を行っていけば、自分の健康のために好き嫌いせずに食べることができるであろう。  (生活科・総合的な学習の時間)

 
研究の仮説2 食事調べなどの活動を通して、自分の食生活を振り返れば、バランスよく食事をとることができるであろう。(学級活動)
 
 
研究の仮説3 自分の食生活を見直す活動を取り入れていけば、味を工夫したり、食べやすい調理方法を考えたりして、これからの食生活を改善していこうという意識を持つことができるであろう。  (家庭科・家庭への呼びかけ)


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