教育長あいさつ

　3月の議会定例会において再任のご同意を賜り、引き続き教育長の職を務めさせていただくことになり、その職責の重さを痛感しております。

　一昨年4月に教育長を拝命して以来、芝山町教育大綱に基づき、「生きる力を育む学校教育の推進」「生涯学習・スポーツ活動の推進」「地域文化の保護育成」を念頭に置いて教育委員会業務を進めてまいりました。

　現在、芝山町は「充実と希望が生まれる国際空港タウン・芝山」の将来像に向かい、空港機能強化による新しい町づくりが進んでおりますが、この新しい町づくりに調和した教育行政の展開が肝要であると考えます。昨年度新たな事業となりました航空キャリア教育や英会話体験、空港警備隊との連携事業などは学校教育と社会教育の両面で行われ、今後の芝山町の特色ある教育活動として進展していくものと期待しております。社会体育においては、スポーツフェスティバルをはじめ、ボッチャやモルックなど、地域や現代社会の要請に合わせて進化したスポーツ大会であると認識しております。

　先日は、殿塚古墳・姫塚古墳出土のはにわが国の重要文化財に指定されるという芝山町の地域振興に寄与する明るい話題もありました。

　今年度以降、学校給食センターの建設や中学校の大規模改修など、教育施設の整備が喫緊の課題となっておりますが、小中学校では児童・生徒の学力の定着が重要でありますので、学習支援や教育相談を充実させるための人的配置に加え、ICT機器の配備など学習環境整備に努力してまいります。

また、「子育てと教育の一体化」「臨空地域の特色を生かした教育・文化活動の促進」「安心・安全な教育環境の整備」など、庁内の各部署との連携と横断的な取り組みを通して教育行政を進展させていく所存でございますので、今後とも町民の皆さんのご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。